ミス
12年前、私は、高校3年生だった。筑波大学の国際総合学部に、入りたくて、英語や小論文、面接を勉強していた。推薦入学をしたかったからだ。帰国子女という強みを生かしていれば良かったが、志望学部には、一般か推薦しか方法がなく、無謀にも受けた。周りでは、帰国子女枠で何とか国立、私立に入れた人がいた。結果的に、惨敗だった。一次試験には合格したが、二次試験の小論文と面接で落ちた。環境問題に関して、英語で出題されて、それに関して日本語の小論文で回答する方法だ。面接は、英語だった。あるテーマに関して、英語での受け答えをすることが可能かどうかの試験だった。2割くらいしか答えられなかった。
試験内容に関しては、良質だったと思う。環境問題に関しての国際的な視野を持ち、かつ英語で理解できるかどうか。面接は、基本的な会話が出来るかどうかだった。
ちょうど秋から、冬にかけて寒くなる季節だったから、心地よい気温だった。面接が終わって、新潟に帰ると、結果が出るまで待っていた。不合格の知らせが来たのは、少し後だった。
母親はそれに関して、気分があまり良くなかった。もっと頑張れなかったか、もっと英語を上手に、話せなかったか、そのように話した。
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