お父さんの若い頃

 立正大学野球部9年ぶり2回目優勝の報道を見て、お父さんやおばあさんの事を考えた。お父さんの家庭は、立正校正会だった。野球も勉強もよく出来て、県内指折りの三条高校を卒業した。つまり、優秀だった。

 大学は、横浜に来た。横浜に来て、ある女性から世界基督教統一神霊協会に伝道された。その頃、経済活動がメインだった。アメリカにも行き、水産業で従事した。日本でも、アメリカでも、魚を運ぶ仕事をした。

 僕は、よくわからないんだけど、日本全体を見た時に、経済的に世界を助けるのが使命だったようだ。だからか、1992年に環故郷、つまり自分のふるさとに帰り親族を伝道しなさいという流れになった時、小さな1階の借家に6人の家族が住むようになった。親達に手元にお金がない。周りの友達達には、貧乏な家だと虐めを受けていた。親も親で働いていたり、教会活動をしたりしていた。

 僕は、個人的に仏教と世界基督教統一神霊協会がどう繋がっていくのか分からない。仏教徒がどうして、世界基督教統一神霊協会に入信したのか。多くの人は、躊躇うでしょう。聞き慣れない宗教用語に対して。そして、実体を知りたいでしょう。文化を知りたいと思うでしょう。

 表現は適切ではないが、韓国から輸入した宗教法人だ。韓国といえば、近代史では旧日本軍が支配していた国だし、長い歴史で見れば付き合いが長かった良き隣国だった。聖徳太子が治める時は仏教徒が、徳川家が治める時は儒教徒が、韓半島から渡って来て教えてくれていた。長い歴史で見れば、韓国は日本に良い影響を与えてくれていたんだ。

 日本にいる初期の世界基督教統一神霊協会のメンバーの多くは、聖書をあまり重んじた環境にいなかった。つまり、リーダー達は本質的なものの理解よりも、よく分からないで活動していたケースが多いらしい。それはそれで困る。もっと心の成長をした人がリーダーになって全体を引き上げて欲しいし、実力や立場以上に愛のある優しい人がリーダーになって欲しい。本当に愛がある優しい人がリーダーになってこそ、全体が自主的に動けると思う。

 その意味で、親達は可哀想だった。現場では、愛の無い裁きをするリーダーが多かったからだ。つまずき、アメリカから帰り、また協会に行かないのも理解出来る。もっと正直、素直になって欲しい。嫌なら嫌といえば、リーダー達も変わるだろう。   

 科学は学んだら終わりです。しかし、宗教は終わりがありません。宗教人は、専門家ではなくて、初心者になりなさいと教えます。産まれたばかりの幼な子のように、全てのことを初めてのように見なさいと教えられます。新鮮です。  
 
 私は、今、幸せです。しかし、苦しむ人がいたら、私も苦しいです。つまり、私達は、自分だけが、自分の宗教コミニティーだけが幸せになりなさいなんて教えません。全ての人類が家族だと思いなさい、全ての家族を幸せにしなさいと教えます。つまり、壁がなく、全ての人が幸せになれることを私達は祈り実践します。
 
 

My family

家族と親族を見つめ直す。

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